シンプルで分かりやすい文章を書くための備忘録。参考元のサイトには実際の改善例も併せてより具体的なアドバイスが書かれています。WEB上でのライティングスキルで、ちょっとしたSEOのコツなどもありますが、一般的なビジネスメールや資料作成でも活用できます。

「コピーライティング」の役割はWEBサイトのコンバージョンや集客率を上げるために重要であるにも関わらず、専任の担当者が不足していてエンジニアやクリエイターが片手間(?)で行っている。なのでプロジェクトの関係者全員がある程度のライティングスキルを身に付けるべきであるとのこと。

分かりやすい文章を作成するポイントとして、具体的に11のルールを紹介しています。僕なりに簡単に纏めてみました。共通の考え方としては「閲覧者(読者)への配慮」です。いかに理解しやすくストレスを与えずに情報を伝えられるか。ちょっとした愛情ですね。


「見やすくする」上で有効なのはポイントは…

■文字を減らす・長い文章は分割する
誰もが分かる当たり前のこと、わざわざ書かなくても正しく伝わることは「無駄な説明」であるため文章がおかしくならない範囲で積極的に省略する。また読点で繋がれた長文は読みにくいので、長過ぎる文章は短く区切って分割する。

■バランスを取る・段落をデザインする・改行を調整する
文字数のバランスを考慮し、レイアウトを揃えること。段落を繋げるとレイアウトにまとまりが出る。繋ぐと不自然な箇所がある、長くなりすぎる場合は、さらに文章を校正する。改行することで2行目のバランスが崩れる(極端に短くなるなど)場合は文章を短くして改行しないような工夫も必要です。

■表現を具体的にする・平素にする
抽象的な表現の多様化は読み手がイメージできず、説得力に欠けてしまいます。詳細に語れなくとも「どういう特徴があり、どういう方法で何をするのか」を出来るだけ具体的に表現し、最後に「得られる結果」を書くと誰に対してどういう価値のある情報かが伝わりやすい。
また、専門性を出そうと難しい言葉を多用すると結局、多くの人に通じない。平易な表現の方が良い。
※だけど、専門用語を用いることで話が具体的になる場合は必要に応じて使うべき。

■見出しで内容を伝える・見出しで結論を述べる
見出しに魅力的(読者の興味を引くような)な情報を含み、読んでもらえる確率を増やす。本文は興味を持った人のための詳細情報。

■キーワードを自然に含める
各ページに割り当てられたキーワードを見出しや文中に登場させることで、SEO効果がより期待できる。だたし不自然な使い方は禁物。キーワードを自然な文脈で最重視しながら見出しや文中に可能な範囲で埋め込む。
※キーワードはSEOの特性を考慮して入れていく。

■表記・語調を統一する
強い意味を持たない漢字はなるべく開く方向で統一した方が良い(ひらがなに)、送り仮名や同じ意味で使う異なる言葉、カタカナや略称の表現なども統一する。断定口調か丁寧語か体言止めか、また句読点の有無なども統一する。


っと、ここまでいろいろ書いてはみたものの…僕自身も出来ていない事が多いです。特に最後の表記や語調を統一させるのは意識していても中々難しい。理想としては作品(例えばブログなど)全体で統一する事が望ましいのだけど、それも難しい(?)かもしれないので、まずは最低限、記事ごとでの統一を目指していきたいです。そのためにも記事を書き終えた後の見直しや、定期的な振返りは特に大切なんでしょうね。

最近ではWEBサイトを閲覧するデバイスやソフトウェア(ブラウザ)も多様化しているため、ターゲットの環境を想定して可能な限り調整を行う必要があります。厳密な調整は難しいかもしれませんが、多くの人が見る環境を想定して「見る側の立場」を常に意識する事も忘れないようにしないとですね。